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月見の会

名月を とってくれろと 泣く子かな   
― 小林一茶 ―

中秋の名月を迎えた10月初旬。冒頭の絵灯篭に描かれるが如く儚げな朧月夜のもと 向島百花園の恒例行事「月見の会」で釜を掛けてまいりました。

吉田堯文宗匠 筆  水を掬すれば月手に在り

遥か彼方の存在と朧げに見上げていた月 
でも水をすくえば それは手のひらの中に

唐の時代、于良史(うりょうし)作の漢詩に由来する有名な禅語です。一掬いの水に映し出された掌中の月 さてあなたはどう解釈されますか?

すっかりお馴染み 着物愛好家グループの皆様が今回も写真をご提供くださいました。いつも本当に有難うございます。また是非ともお越しくださいませ!