令和五年 初釜
先日、千穂菴の毎年恒例の初釜が執り行われました。天候にも恵まれ、心地よい空気の中で社中一同が集い、厳かな雰囲気でのお濃茶と和やかな雰囲気での祝膳席で一年をスタートすることができました。
【受講生のコメント】
お稽古を始めてから2回目の初釜でした。昨年は初めてのことばかりでただただ圧倒されておりましたが、今年は昨年とはまた違った感動を覚えました。お濃茶では先生のお点前を拝見させていただき、言葉で表現することは難しいですが、先生のお点前は世界観が異なり、まるでタイムスリップした感覚になりました。先生の一つ一つの所作を目に焼き付けて、いつか自分もそのようなお点前に近づけるように今年も日々お稽古に励んで参ります。
今年の初釜は昨年の初釜を思い返しながら無事に1年を過ごすことができたということを改めて実感したとともに、昨年の初釜ではわからなかったことが理解できるようになった部分もあり、自分自身も少しずつ成長できていることへの喜びも感じました。また、理解することによって新たな気付きや疑問も出てきました。どうしてその時にそのような道具を使い、そのような所作をするのか。その一つ一つの意味を理解しながらこの一年でじっくり学んでいこうと思います。
また、社中の皆様にも恵まれており、今回の初釜をはじめ、お稽古等ご一緒できることをとても嬉しく思います。ほかにも、蒔絵体験やその他イベント等も色々あるため、積極的に参加しながら皆様とも親睦を深めていきたいです。